ERPシステム管理運用におけるGPODの需要
導入事例

ERPシステム管理運用におけるGPODの需要
導入事例

By Global IT GPOD

会社が大きくなればなるほど、子会社や関係会社とのやり取りは難しくなります。特に海外拠点ともなると、その間のコミュニケーションには大小様々な課題が存在します。

この導入事例では、海外にも多く関連企業、支社を持つグローバル企業でのGPODの業務について紹介します。似たような案件をもつ企業様、GPODを必要とする企業様はぜひご参考ください。

お客様
大手自動車メーカー様

導入前の課題とご依頼内容

  • ERPシステムの導入に伴う人員の補強と、そのライセンス管理、運用業務
  • 業務上、海外の企業様とのコミュニケーションが必須となるため、英語スキルをもった人材の採用

 

導入の成果
●ライセンス管理業務(新規購入時や保守対応)
ライセンスの管理運用上、望ましくない運用を発見した場合は適宜指摘を行い、日々の運用において問題が発生しない基盤づくりにあたりました。

大手企業様におけるERPシステムの運用・保守の為、膨大な数のデータを管理しますが、海外支社からのお問い合わせについても迅速に対応をすることで、国内外を問わず、管理体制に一定の水準を持たせることが可能になりました。

●ガイドラインの作成

システム会社が提供するERPシステム運用規定の書類は、非常に情報量が多く、内容も難しい為、独自でガイドラインを作成しました。日本語での作成はもちろん、英語での作成も必須事項となります。

多様かつ複雑なルールが多いライセンス管理に関する規定は、日本語をそのまま翻訳するだけではエンドユーザーにとってわかりにくいものになります。

ガイドラインでは日英共通の理解が求められる為、言語ごとにより伝わりやすい表現を選択しながらの作成が大切になります。その結果、細かな運用規定に対しても、海外拠点との乖離のない情報提供が可能となりました。

●日本本社と海外拠点とのブリッジ業務

大手企業様となると、ERPを導入しても拠点によっては一部仕様が異なり、それが業務上の支障をきたす場合があります。日本本社で使用しているクラウドサービスが業務上必須となり、海外拠点でも同様のサービスを提供する機会があった際には、各国の担当者や専門部隊と連携し問題解決へと導くことが重要です。このように、状況に応じて日本と海外拠点をつなげる力がGPODには求められます。

大手グローバル企業におけるGPODの需要

会社が大きくなればなるほど、子会社や関係会社とのやり取りは難しくなります。特に海外拠点ともなると、その間のコミュニケーションには大小様々な課題が存在します。

さらにIT領域の現場ともなると、小さなコミュニケーションロスが大きなトラブルの引き金になりかねませんし、スピード感も非常に重要になります。

例えば、システムのデータ抽出を行う操作も、たった一つの手順が抜けるだけで全く違った結果が反映されます。その誤った結果のまま業務が進めば、予想もできないトラブルが発生し、大きなタイムロスにつながります。特に、海外拠点とのやり取りとなると、そのようなトラブルやタイムロスを未然に防ぐ為にも、正確かつスピード感のある業務が求められます。

GPODの役割は、海外拠点の方々に対して、単にコミュニケーションを取ることだけではありません。

コミュニケーションを通して相手の理解度や対応状況などを察知することで、今後の動向を先読みしたり、アプローチ方法を変えてみたりと、言語以外のコミュニケーションで業務を円滑にすることも大きな役割の一つでもあります。

世界中の企業でDX化が騒がれる中、この先様々な企業が最新システムを導入していくことが予想されます。

特に世界中に拠点を持つグローバル企業に対しては、GPODのようなグローバル人材の需要は間違いなく増えると言えるでしょう。

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