日本企業進出率第1位!
中国進出で知っておくべき
基礎知識

日本企業進出率第1位!
中国進出で知って
おくべき基礎知識

By Global Tips

海外進出する際は、最低でもその国の基礎情報を熟知しなくてはうまくいかないと言っても過言ではありません。そこで今回は、日本にとって最大の貿易相手国であり、日本企業の海外進出率第1位である中国について、知っておくべき基礎知識をご紹介します。

Point Right 中国で使われている標準

十数億の人口を擁している巨大な中国には、多民族国家であるため、多くの言語が話されています。日本人の多くは北京語を標準語だと思っている方も多いですが、実際の標準語は「普通話」という、北京語の発音と官話方言(中国の北半分に広く分布する方言の総称)の文法と北京の語彙を標準として造ったものになります。テレビやラジオ放送は一部の地域を除いて全部普通話で行われており、義務教育段階にあたる学校の先生たちもだいたい普通話で授業を行います。私たちが勉強している「中国語」もこの中国では最も広く使われている普通話です。


Point Right中国の商慣習

中国と日本の商慣習は、同じアジアでも大きく異なります。代表的なものは以下のとおりです。

合理主義

合理的に自分の意見をはっきりと述べる人が多く、「イエス・ノー」を明確に表現します。そのため、発言しない人は何も意見がないと見なされてしまいます。また、結論こそが重要で、余計な説明は嫌われます。

価格重視

品質や耐久性よりも価格を重視する傾向が強く、日常的に価格交渉が行われます。中国には「貨比三家」という諺があり、これは取引をする際は最低三社から見積を取り、比較しましょうという意味です。最低価格でいかに安く必要なものを調達できるかに焦点が当てられるため、価格競争は避けられないでしょう。

面子(メンツ)を気にする

中国人は面子を何よりも重視し、人前で恥を書くことを最も嫌います。そのため、中国とのビジネス上で最も重要なのは、いかに相手の面子を立て、相手の面子を潰さないか、ということです。もし相手が理不尽な要求をしてきたとしても、できる限りのことをすると喜ばれます。例えば、値下げができない場合はおまけを付ける、保証期間を長くするなど、相手が特別感を感じるオファーを提供することで、交渉がスムーズにいくこともあります。

Point Right中国の歴史と日中関係

中国でビジネスを行うのであれば、中国の歴史を知る必要があります。中国と日本には二千年にも及ぶ歴史がありますが、過去や現在の日中関係を理解することで、中国や中国人に対する理解度が全く変わってきますし、それがビジネスを進める上で大きな影響となって表れます。海外でビジネスをする上で自国の歴史を理解することも必須となりますので、日本の歴史についても理解を深めましょう。

中国進出を考え始めたら、上記のような点をまず情報収集し、理解することが重要です。弊社でもこのような基礎情報の提供から、中国でのビジネス経験豊富なGPOD人材の提供まで、幅広くサポートさせていただいております。ぜひお気軽にご相談ください。