ハイブリッドコミュニケーションの世界で
活躍するエンジニアへのソリューション

ハイブリッドコミュニケーションの世界で
活躍するエンジニアへのソリューション

By Global Training GPOD

日本国内における外国人ITエンジニアの推移

現代の日本が、政府の思い描く成長路線を達成するためには、2040年までに約4倍の外国人労働者が必要になると言われているのはご存じですか?これを計算すると、2040年までに外国人労働者の数が674万人に増加する試算となります。現在の外国人労働者と比較すると、実に300%もの増加です。

経済産業省が発表した雇用に関する調査によると、日本で働く外国人ITエンジニアの数は、2008年から2013年の5年間で約56%増加しています。

また、日本政府は外国人ITエンジニアを呼び込むために、HSP(Highly Skilled Professional)という新たな在留資格を設けました。これからも分かるように、日本のIT業界が抱える技術者不足は深刻です。そのため、未経験者でも応募できる採用が増加しています。

コミュニケーションにおける問題/課題

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日本のIT業界では既に多くの外国人労働者が活躍しており、現場で働くエンジニア職の人は、グローバルなコミュニケーション能力が大きく求められるようになるでしょう。
また、多くの日本企業が国際的な環境で直面すると言われている重要な問題として、自分の言いたいことが言えず、その結果コミュニケーションが途絶え、生産性やモラルが低下することが挙げられます。

その他にも、新型コロナの感染拡大の影響により、これまで当たり前に行われていた対面式のやりとりがオンラインに移行し、コミュニケーションはより一層明確かつ簡潔で、わかりやすさを求められるようになりました。対面式の会議ですら、専門的な概念を英語で伝えることはとても難しいものです。それをオンラインで行えば、その苦労が10倍でしょう。

これらの問題や課題は、我々の仕事にどれほどの影響を与えるのでしょうか。現場で働く外国人労働者とのコミュニケーションはどうなるのでしょう?誤解や行き違いがなく、日々の業務を円滑にするためには、どうすればよいでしょうか?

現場の声を反映させた解決策、Blueprint

BP Cover

GDIではこの課題に対し、数年前からエンジニアの為の学習教材開発に取り組んできました。 外国人労働者や国際的なコミュニケーションの需要が高まり、英語力のある労働者の必要性が高まっていることを鑑み、現場で言いたいことを伝えたり、技術的なことを説明できるようになるスキルが身につく教材作りを目指してきました。
こうして、初級の学習者がエンジニアの現場で必要な技術英語を学べる学習教材、「Blueprint(ブループリント)」が完成しました。 このテキストは、技術的な概念を明確かつシンプルに伝えるコミュニケーションスキルを含む、製品説明、組み立てマニュアル、営業プレゼンテーション、展示会訪問、工場計画など、現場で直面する様々なシーンで力を発揮できる内容で構成されています。

実用性を重視した完全オリジナルテキスト

Focus

このテキストでは「実用性」を重視していることも大きな特徴です。

語学を習得するために長い時間をかけて覚えた単語やフレーズのほとんどは、実生活で使われることはありません。日本の学校英語とかけ離れた現場の生の声や実体験など、実用性を意識した教材です。

一例ではありますが、テキスト内では以下のようなフレーズを学習できます。

  • “The emergency switch is on the right, next to the red valve”
    緊急スイッチは右側、赤いバルブの隣です
  • “The drill bits are on the shelf”
    ドリルビットは棚の上です
  • “We ordered ten soldering irons from our supplier.”
    仕入れ先にはんだごてを10個発注しました

このようなフレーズを学習することで、実際にそのまま現場で使えるフレーズとして定着させることができます。新しい言語を学びながら、現実に使える場面を想像したり、使えることが確信できれば、より簡単に学ぶことができます。これこそが「使ってみよう」というモチベーションにつながります。ただ受け身で学ぶのではなく能動的に学習することで、吸収率も高まり時間を無駄にすることなくビジネス活動にも役立つのです。

初心者でも使いやすいテキスト構成を実現

ABG Learning

Blueprintは実用性だけではなく、使いやすさにも重視した構成になっています。各ユニットではボキャブラリー、リスニング、リーディング、文法をそれぞれ学習することができます。

各ユニットの最後には、学んだことが実際に使えるよう復習と応用を兼ねた実践練習を実施します。 例えば、製品の新しいプロトタイプについてプレゼンテーションを行う、2つの制御パネルの違いを説明する、近々開催される展示会の見学計画を立てる、などです。

これまでの一般的なエンジニアリングの学習教材は中級者向けがほとんどで、英語初心者の人が手軽に始めて身につく教材が少ないのが現状です。Blueprintは、TOEICで300-500点レベルの人を対象としており、英語に自信のない人や初級レベルから学習したい人にピッタリの教材です。

さいごに

このテキストを使った学習は、GDIが誇るバイリンガル講師のGDI学習メソッドで学習することで最大限に活かされます。研修のコースは、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の3種類で、スケジュールやニーズに合わせてお選びいただけます。経験豊富な講師が、最初から最後まで自信を持って指導しますので、新しい言語を学ぶことに抵抗がある方も安心して受講できます。

ご興味のある方、ご質問のある方、またBlueprintの詳細についてはこちらをご覧ください。 テキストのサンプルや、Blueprintを体験していただくためのデモレッスンもご用意しています。 ぜひお試しください!

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