IoTの発展によって益々
必要とされるITエンジニア

By Global IT GPOD
公開日:2020.11.06
更新日:2025.02.18

IoTの発展によって益々
必要とされるITエンジニア

By Global IT GPOD
公開日:2020.11.06
更新日:2025.02.18

皆さんは、テクノロジーの発展によって数十年前までは考えられなかったような世界が現実にあることをご存じでしょうか?

例えば、スマート家電と呼ばれるようなスマホと連動させて出先から家電を操作出来たり、スマートウォッチのような身に着けることで自分の健康状態を管理することができるウェアラブルデバイスの登場です。

これらの、「スマート家電」や「ウェアラブルデバイス」というのはいわゆる「IoT」と呼ばれ、これからの時代、世界的に主流となってくるITのトレンドです。

IoTとは、Internet of Thingsの略で、「モノのインターネット」と訳されています。簡単に説明すると「身の回りのあらゆるモノがインターネットに繋がっている仕組み」です。

今回の記事では、IoTの発展によって今後どのようなIT人材が必要とされていくのかをお話していきたいと思います。

目次

IoTの発展

IoTが発展すると、どのような変化が起こるのでしょうか?

私たちの生活はより便利で快適なものになり、産業や社会全体も大きく変化します。しかし、セキュリティやプライバシーの問題も同時に考慮しながら、上手に活用していくことが求められます。

具体的な変化として、以下のようなものがあげられます。

    1. 生活の利便性向上
    2. スマートホーム:照明やエアコンなどの家電をIoTデバイスで制御する。また、スマートフォンや音声、タッチ入力などの簡単な操作が可能になる。
      ヘルスケアの進化:スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスで健康データをリアルタイム監視する。マイナンバーカードを利用して、過去の病歴や薬の処方履歴などのデータを一元管理する。
    3. 産業やビジネスの変革
    4. スマート工場:インダストリー4.0(第4次産業革命)により、IoTセンサーが機械の稼働状況を監視し、故障を予知するだけでなく、自動修理が実現。生産ラインの最適化で、コスト削減と品質向上が可能に。
      物流・小売業の効率化:商品の位置情報や温度管理をIoTでリアルタイム監視することで、倉庫や在庫の管理を最適化する。自動レジやセルフレジ、無人店舗の普及により、効率的な販売が可能に。
    5. スマートシティへの期待
    6. 交通の最適化:IoTによって都市全体が最適化されることで、すべての信号機が連動し渋滞を減らすことが期待されます。また、駐車場の空きをリアルタイムで把握することで、スムーズかつ効率的に駐車スペースを確保できる。
    7. 環境問題への貢献
    8. スマート農業:土壌や天候データをリアルタイムに把握し、膨大なデータを分析することで最適な農作業を提案する。また、水や肥料などの無駄を減らし、持続可能な農業を実現する。
      廃棄物管理の最適化:ゴミ箱にIoTセンサーをつけることで、ゴミの種類を判別し正確に分別する。また、回収するゴミの収集ルートを効率化し、無駄をなくす。
    9. セキュリティとプライバシーの課題
    10. IoTデバイスが増加すると、それに伴いセキュリティリスクも増大します、機器のハッキングやデータ漏洩の危険性が高まります。そのため、サイバーセキュリティへの対策強化が大きな課題となります。

IoTを支えるITエンジニア

IoTが発展するとスマホやパソコンのような情報端末に限らず、あらゆるモノがインターネットに繋がるのですが、今あるモノが勝手にインターネットに繋がるわけではありません。

モノをインターネットに繋ぐためには、新たにソフトウェアの開発やデバイスの設計、ネットワークの構築が必要になります。そのため、それらを実行できるスキルを持ったIT人材が求められるのです。

では、具体的にどんなスキルを持ったITエンジニアが必要となるのでしょうか?

IoTの開発現場では、単純にソフトウェアの開発の知識だけでなく、電化製品や自動車等のモノと繋がるという点でハードウェアやネットワーク、セキュリティ、OSのような幅広い知識が求められます。

既存のシステムの維持・管理や発展というよりは、IoTの場合新たな技術を生み出していく事が必要となるため、アイディア力なども重要となっていきます。

このように、IoTの発展のためにはフルスタックエンジニアのような知識とスキルを持った即戦力となる人物が重要視され、ネットワークやセキュリティなど様々な分野に精通しているエンジニアにとっても成長が見込めるIT分野なので大きなチャンスです。

既に日本では家電メーカーや大手自動車メーカーなど、業界を問わず多数の企業がIoT分野に参入しています。品質の高さを誇る日本製品と最新IT技術がコラボして生み出される新たなIoTの世界では、優秀なエンジニアこそ輝けるフィールドなのです。

未経験エンジニアがIoTエンジニアになるためには

上記の通り、IoTエンジニアになるためには、様々なスキルや経験が必要となります。しかし、誰にでも「初めて」はあります。

これを機にIoTエンジニアの勉強を始めたい、でも何から手をつけたらいいかわからない。という方に習得すると良いスキルと学習のヒントを紹介します。参考にしてみてください。

習得するとよいスキル

  • プログラミングスキル
    • Python(データ処理や機械学習)
    • C/C++(組み込みシステム開発)
    • JavaScript(Webアプリとの連携)
  • ハードウェアの知識
    • Raspberry PiやArduinoの基本操作
    • センサーやマイコンの扱い方
  • 通信技術
    • MQTT、HTTP、Bluetoothなどのプロトコル
  • クラウド技術
    • MQTT、HTTP、Bluetoothなどのプロトコル

学習方法
  • 実際にデバイスを購入して試す
    • Raspberry PiやArduinoを購入し、基本的な操作を学ぶ
    • 簡単なプロジェクト(温湿度センサーを使ったデータ収集など)を作成してみる
  • オンライン学習を活用する
    • UdemyやCourseraでIoT関連のコースを受講する
    • YouTubeの無料チュートリアルでハードウェアやプログラミングの基礎を学ぶ
  • オープンソースプロジェクトに参加する
    • GitHubでIoT関連のオープンソースプロジェクトを探し、コードを読みながら理解を深める
    • 自分のプロジェクトを作り、公開してフィードバックをもらう
  • ハンズオンワークショップやコミュニティに参加
    • IoTハッカソンや勉強会に参加し、実践的なスキルを身につける
    • オンラインフォーラム(Stack Overflow, Qiita, Reddit)で質問し、知識を深める
  • 実務に近いプロジェクトを作る
    • スマートホームデバイス(リモートで操作可能な照明スイッチなど)を作成してみる
    • データ可視化ツールを作り、センサーから取得したデータを分析してみる

IoTは実践を通じて学ぶことが重要です。そのため、知識として覚えるだけではなく、実際に小さなプロジェクトを始め、先人たちからフィードバックをもらうことで、段階的に知識とスキルを高めていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?IoTが一般にも浸透してから、すでに数年が経っていますが、まだまだ業界としては伸びています。今後も新しい技術が生まれるたびに必要とされる分野なのは間違いありません。

GDIにはエンジニアとして成長を目指す向上心の高い日本人や外国籍社員が多数在籍しています。日本語と英語を交えながら社員同士の交流の中で、自身のプロジェクトや今後のキャリアについても、盛んに意見交換がされています。

現在、別のIT分野で活躍していて、今後IoT分野に踏み込んでみたいと考えているエンジニアの方は、ぜひ我々と一緒にキャリアを磨いてみませんか。一度話を聞いてみたいというエンジニアの方、現在のキャリアにお悩みの方は、ぜひ一度弊社までお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

サービス

企業情報

採用情報

連絡

GDIコミュニケーションズ

Tel: 052 212 8207 | Fax: 052 212 8208
名古屋市中区栄2丁目2-17 名古屋情報センタービル6F
労働者派遣許可番号:派23-303517 / 有料職業紹介許可番号:23-ユ-301968

| © 2024 GDI Communications Inc. | All rights reserved |
GDIコミュニケーションズ

Tel: 052 212 8207 | Fax: 052 212 8208
名古屋市中区栄2丁目2-17 名古屋情報センタービル6F
労働者派遣許可番号:派23-303517 / 有料職業紹介許可番号:23-ユ-301968

| © 2024 GDI Communications Inc. | All rights reserved |