【保存版】PM?PMO?IT業界でよく聞く
7つの職種と、向いている仕事の見つけ方

By Global IT GPOD
公開日:2025.06.25

【保存版】PM?PMO?IT業界でよく聞く
7つの職種と、向いている仕事の見つけ方

By Global IT GPOD
公開日:2025.06.25

「IT業界に興味があって調べたもののPMとかSEとか、何のこと?よく聞くけど何をしている人なの?」そんな風に思ったことはありませんか?

実は、IT業界は“カタカナ職種”の宝庫であり、こうした役職名は略称が多く、未経験者にはとっつきにくいものばかりです。役職の内容が知りたかったのに、気がついたら「呼称」を調べていた、なんてことはよくあります。

しかし、一つ一つの役職を理解し、自分に向いている役職や業務がわかれば、IT業界でのキャリアもグッと現実的になります。

この記事では、IT業界で代表的な7つの職種をわかりやすく解説しながら、どんな人が向いているのか、そこに至るまでのキャリアパス例、必要なスキルや難易度まで、具体的にお伝えします。

目次

PM:プロジェクト全体を管理する責任者

PM:Project Manager/プロジェクトマネージャー

システム開発やアプリ制作などのプロジェクト全体を管理・指揮する役割です。クライアントと要件を整理し、スケジュールや予算、人員配置を計画します。プロジェクト開始後は、チームの進捗を把握しつつ、メンバーやクライアントと連携して調整を行い、トラブルや遅延のリスクにも対応します。最終的には品質の確認と納品まで責任を持ち、プロジェクトを成功に導く存在です。

向いている人:

  • コミュニケーションが得意な人
  • 物事を俯瞰して整理し、論理的に考えられる人
  • プレッシャーに強く、柔軟に対応できる人
  • 人をサポートするのが好きな人

必要なスキル:

  • コミュニケーション力(エンジニアとクライアントの橋渡し)
  • マネジメント力(進行、予算、人の管理)
  • ITに関する知識(技術的な理解があると調整しやすい)
  • 課題解決力(問題が起きたときの対応力)

キャリアパス例:
PG(プログラマー)→ SE(システムエンジニア) → PL(プロジェクトリーダー)→ PM(プロジェクトマネージャー)→ シニアPM/PMO統括(プロジェクト管理支援)

難易度:★★★★★
PMは単なる管理職ではなく、「人・時間・お金・品質」を総合的にコントロールし、チームとクライアントの間に立ってプロジェクトを成功に導く存在です。高いコミュニケーション能力やマネジメント力、ITに対する基本的な理解が求められる職種であり、現場の指揮官ともいえるポジションなので、高いスキルと経験が求められます。

PL:現場のチームをまとめ、PMを補佐する

PL:Project Leader/プロジェクトリーダー

主に技術面で現場のチームをリードする役割です。エンジニアと近い立場で設計や開発方針を決め、進捗管理や品質チェックも行います。PMと連携しつつ、現場の状況を伝える橋渡し役としても活躍します。開発経験があり、チームをまとめるのが得意な人に向いているポジションです。

向いている人:

  • 技術とマネジメントの両方に興味がある人
  • 技術を突き詰めるのが好きな人
  • 周りのメンバーを自然と引っ張れる人
  • 細かい進捗管理やスケジュール調整が得意な人

必要なスキル:

  • 技術力・設計力・コーディング経験・調整力 リーダーシップ
  • 課題解決力
  • コミュニケーション能力

キャリアパス例:
PG(プログラマー)→ SE(システムエンジニア)→ PL(プロジェクトリーダー) → PM(プロジェクトマネージャー)

難易度:★★★★
PLは、「技術」と「人」の両方を支える、現場の柱のような存在です。大きなチームや難しい案件を任されるようになるには、経験と信頼の積み重ねが必要です。

SE:「考えて、作って、支える」技術職

SE:System Engineer/システムエンジニア

クライアントの要望をもとにシステムの仕様を考え、設計し、開発チームに指示を出す役割です。主に「要件定義」「基本設計」「詳細設計」などの上流工程を担当し、必要に応じてプログラミングやテスト、運用サポートなど、開発の中でも特に幅広い工程に関わります。クライアントと開発チームの橋渡しとして、技術とビジネスをつなぐプロジェクトの中心的な存在です。

向いている人:

  • 仕組みを考えるのが好きな人
  • 細かい作業をコツコツ進められる人
  • 人と話すのが苦ではない技術系タイプ

必要なスキル:

  • 要件定義、設計スキル
  • プログラミング知識
  • 顧客対応力、ドキュメント作成能力
  • 論理的思考力

キャリアパス例:
PG(プログラマー) → SE(システムエンジニア) → PL(プロジェクトリーダー)/PM(プロジェクトマネージャー) or スペシャリスト

難易度:★★★
開発の中でも特に幅広い工程に関われるポジションです。やりがいがある分、PLやPMへのキャリアアップを目指す人は経験を積む必要があります。

PG:システム開発の「手足」として「作る」職人

PG:Programmer/プログラマー

SEやPLが設計した仕様書をもとに、実際にコードを書いてシステムやアプリを作る技術者です。プログラミング言語を使ってプログラムを組み、動作確認やバグ修正も行います。チームで分担して開発を進めることが多く、正確に指示を理解し、着実に作業をこなすことが求められます。

向いている人:

  • コツコツ集中して作業するのが得意な人
  • 論理的に考えるのが好きな人
  • 新しい技術を調べたり試したりするのを楽しめる人
  • 手を動かしてものづくりをしたい人

必要なスキル:

  • プログラミング言語の知識・技術(Java, Pythonなど)
  • テスト・デバッグスキルなどの問題解決力
  • 正確性・丁寧さ
  • チームでの協調性

キャリアパス例:
PG(プログラマー) → SE(システムエンジニア) → フルスタックエンジニア or PL(プロジェクトリーダー)

難易度:★★〜★★★
将来的にSEやPLへキャリアアップを目指す人は常に技術力を磨くことが重要です。また、IT技術職の入り口として、技術スキルに加えてソフトスキルを早期に習得することが、その後のキャリアアップに不可欠です。

PMO:プロジェクトを成功させるための土台づくりを担う存在

PMO:Project Management Office/プロジェクト支援担当

プロジェクトを円滑に進めるために、PM(プロジェクトマネージャー)を支援する立場です。具体的には、進捗管理の仕組みづくりや資料作成、会議運営、品質チェック、複数プロジェクトの統一管理などを担当します。現場の実務というよりも、プロジェクト全体を見渡して、管理体制を整える「裏方のまとめ役」として機能する役割です。

向いている人:

  • 複数の情報を整理してまとめるのが得意な人
  • 細かい管理やルール作りが好きな人
  • 事務処理・ドキュメント作成が得意な人
  • 裏方で支えるのが得意な人

必要なスキル:

  • Excel、PowerPoint、JiraやBacklogの操作スキル
  • プロジェクト管理の知識
  • ロジカルな文書作成スキル
  • 改善思考・分析力

キャリアパス例:
一般事務 → PMO(プロジェクト支援担当) → PM補佐 → PM(プロジェクトマネージャー)

PMOのキャリアパスは多様で、上記以外にも社内スペシャリスト、ITコンサルタントへの転身、情報システム担当、ITベンダーの役員、さらにはフリーランスとしての独立も可能な職種です。

難易度:★★★
プロジェクトの複雑化・多様化に伴い需要が高まっている職種です。一般事務からは比較的参入しやすいですが、PMOエキスパートやマネージャー、あるいはPMへの昇進を目指す場合は、より高度なプロジェクトマネジメントスキルやビジネス知識が求められます。

DA:「ビジネスと数字の橋渡し」をする分析のプロ

DA:Data Analyst/データアナリスト

売上やユーザー行動などのデータを集めて分析し、ビジネスの課題や改善点を見つけ出す仕事です。数字の動きから傾向や原因を読み解き、関係者にわかりやすく報告・提案します。単なる集計作業ではなく、「データから価値ある判断材料を提供する」役割として、経営やマーケティングにも関わる重要なポジションです。

向いている人:

  • 「なぜ?」と考えるクセがある人
  • 地道な作業をコツコツ続けられる人
  • 数字を見るのが好きで、傾向やパターンを見つけるのが得意な人

必要なスキル:

  • Excel、SQL、BIツール、Pythonなどを使ったデータ分析スキル
  • 論理的思考力と統計基礎知識
  • 分析結果をわかりやすく伝えるプレゼン力
  • ビジネス理解力

キャリアパス例:
一般職 → DA(データアナリスト)→ DS(データサイエンティスト)/データ戦略担当→ CDO(最高データ責任者)

難易度:★★★〜★★★★
データ分析、統計学、プログラミング、ビジネス理解など幅広い知識とスキルが求められるため、難易度は高めの職種です。ただし、データ入力・分析アシスタントといったDAの入門職もあるので安心してください。

UI/UX:「使いやすさ」と「美しさ」の両方を設計する融合職

UI/UXデザイナー:ユーザーインターフェース/ユーザー体験デザイナー

ユーザーが快適に使えるアプリやWebサービスを「見た目」と「使いやすさ」の両面から設計する仕事です。画面のデザイン(UI)だけでなく、操作のしやすさや導線(UX)も考え、ユーザー調査やテストを通じて改善を重ねていきます。開発チームと連携しながら、使いやすく美しい体験を形にするのが役割です。

向いている人:

  • デザインに興味があり、見た目にこだわりがある人
  • 人の立場に立って考えるのが得意な人
  • 見た目と機能のバランスを考えられる人
  • 観察力と共感力に優れている人

必要なスキル:

  • Figma、XD、SketchなどのUIデザインツールの操作スキル
  • デザイン理論、HCD(人間中心設計)
  • HTML/CSSの基礎
  • チームとの連携力

キャリアパス例:
デザイン補助 → UI/UXデザイナー → CX(顧客体験)戦略・リードデザイナー

上記以外にも、シニアUXデザイナー、UXリード、Head of UX、UXリサーチャーといった専門職としての深掘り、プロダクトマネージャーへの転身、マネジメント職(チームリーダー)、コンサルタント、フリーランスとしての独立など、UI/UXデザイナーのキャリアパスは多岐にわたります。

難易度:★★〜★★★★
デザイン、リサーチ、コミュニケーション、技術的理解など幅広いスキルが求められ、特にユーザー体験の重要性が増す近年では需要が高まっています。入門レベルの職種(業務)もあるため、幅のある難易度となっています。

初心者でも目指せるITポジション

上記のような専門職は難しい、でもIT業界でキャリアを積みたい!でも何から始めていいかわからない、と思う人も多くいるかと思います。

安心してください!IT業界には「経験者向け」の職種が多く見えるかもしれませんが、初心者でも目指せる入口の職種はしっかりあります。事実、IT業界は深刻な人材不足に直面しており、多くの企業が未経験者を受け入れています。

ここでは、未経験者や文系出身者でも挑戦しやすいポジションをいくつか紹介します。

1.ITサポート/ヘルプデスク
仕事内容:
社内ユーザーからのパソコンや製品に関する問い合わせに対応することが主な業務
活かせる性格/スキル:
人と話すのが苦じゃない、困っている人を助けたい、PCの基本知識がある

2.PMOアシスタント
仕事内容:
スケジュール管理表の入力や議事録作成など、PMやPLを裏方から支える業務。事務職経験のある人が活躍しやすい分野。
活かせる性格/スキル:
Excel操作が得意、資料作りが好き、段取り上手

3.Web更新・コンテンツ運用
仕事内容:
コーポレートサイトやECサイトの画像更新、文章編集などを行う。HTMLやCSSの基本がわかれば大丈夫です。やりながらでも最低限の知識を身につけることができます。
活かせる性格/スキル:
デザインに興味がある、文章が好き、細かい作業が得意

4.コーディング学習中のインターン/アルバイト
仕事内容:
プログラミングスクールや独学の学習を活かして、実務にトライする場。スキル次第で将来PGやSEへの道も開けます。
活かせる性格/スキル:
向上心がある、継続して学べる、コードを書くのが楽しいと思える

5.QA(品質保証)アシスタント
仕事内容:
テスト項目に沿ってアプリやシステムの動作確認を行う仕事。プログラミング経験がなくても、丁寧な作業ができる人に向いています。
活かせる性格/スキル:
几帳面、チェックリストを使うのが得意、PCの基本操作ができる

6.データ入力・分析アシスタント
仕事内容:
アンケート集計や業務データの整理などを通じて、データ活用の基礎を体験できる職種。分析本格派の前段階としても◎。
活かせる性格/スキル:
コツコツ数字を扱うのが苦にならない、Excelが得意、地道な作業が得意

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気になる仕事はありましたか?大切なことは、最初の一歩は「完璧なスキル」ではなく、「やってみたい気持ち」から、ということです。どのポジションも、現場で少しずつ学びながらステップアップできるのがIT業界の魅力です。

さいごに

IT業界は、技術職だけでなく、サポート・品質・デザイン・コミュニケーションなど多種多様な役割で成り立っています。だからこそ、どんな人にも入り口がある業界です。

「なんだかおもしろそう」「こういう仕事、やってみたい」その小さな興味や好奇心が、やがて皆さまが目指す”本物のキャリア”に繋がります。

未経験からでも、少しずつ学び、現場を知り、自分の得意を育てることで、皆さま一人ひとりに合った”入口”を見つけられるでしょう。ぜひ、あなたにぴったりの「はじめの一歩」を見つけてみてください。

GDIではこのようにIT業界に興味ある方を積極的に採用しています。なかなか自分にあった”入口”が見つからない、行動に起こすのが苦手、新しい挑戦に不安がある、という方はぜひ弊社までお声掛けください。

弊社ではIT業界で活躍したい方のキャリア支援をしています。ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談くださいませ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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