未経験からITエンジニアになる!
就職・転職に役立つおすすめIT資格10選

By Global IT GPOD
公開日:2025.08.29

未経験からITエンジニアになる!
就職・転職に役立つおすすめIT資格10選

By Global IT GPOD

公開日:2025.08.29

これからIT業界を目指す方であれば、一度は以下のような疑問や不安を感じたことがあるのではないでしょうか?

「未経験からITエンジニアになるには、何から始めればいい?」
「就職・転職に有利なIT資格って、具体的にどれなんだろう?」
「キャリアアップするために必要な資格って何だろう?」

急成長を続けるIT業界では、未経験者にも多くのチャンスがありますが、ご自身のスキルや知識を客観的に証明できる「武器」があれば、就職・転職活動を有利に進められます。その武器こそが、IT資格の取得です。

この記事では、「ITエンジニアになりたい」「キャリアを積みたい」と考えている初心者の方に向けて、IT資格を取得するメリットから、自分に合った資格の選び方、そして難易度別にランキング形式で紹介するおすすめIT資格TOP10まで、網羅的に解説します。

この記事を最後まで読めば、あなたが取得すべきIT資格が明確になり、ITエンジニアとしてのキャリアを築くための、具体的な学習ロードマップを描けるようになります。

目次

そもそもIT資格は就職・転職に必要?「意味ない」は本当?

実際の現場では「IT資格は意味ない」「資格より実務経験が重要」という意見もありますが、特に未経験からの就職・転職においては、IT資格の取得は大きなメリットをもたらします。

メリット1:ITに関する知識やスキルを客観的に証明できる
IT資格は、あなたがその分野の知識を体系的に理解していることの強力な証明書となります。未経験の場合、スキルをアピールする材料が少ないため、資格があることで採用担当者に「ITの基礎がしっかり身についている」という信頼感を与えられます。これは、数ある応募者の中から一歩リードするための重要な要素です。

メリット2:未経験からの就職でも熱意や意欲をアピールできる
IT業界への就職に対する熱意や学習意欲を、客観的な形で示せるのがIT資格です。忙しい中で自ら学習し、試験に合格したという事実は、「本気でITエンジニアとして働きたい」という強い意志の表れと評価され、書類選考や面接で大きなアピールポイントになります。

メリット3:資格手当による給与アップが期待できる
多くのIT企業では、特定のIT資格を保有している社員に対して「資格手当」を支給しています。これは毎月の給与に上乗せされるため、着実な年収アップにつながります。就職・転職後のキャリア形成においても、昇進・昇格の条件に資格取得が含まれているケースも少なくありません。実際、転職サイトで「資格取得で月額最大○○円UP!」などと明記する求人もあります。

【注意点】資格があれば必ず成功するわけではない
ただし、IT資格は万能の切り札ではありません。「資格さえ取れば安泰」というわけではないことを理解しておきましょう。企業が最終的に見ているのは、資格を通じて得た知識を、実際の業務でどう活かせるかというポテンシャルです。資格の勉強と並行して、簡単なWebサイトやアプリを作ってみるなど、実践的なアウトプットを意識することが就職・転職成功の鍵です。

IT資格の選び方3つのポイント|国家資格とベンダー資格の違いとは?

膨大なIT資格の一覧の中から、本当に役立つ資格を選ぶための3つのポイントを紹介します。

ポイント1:国家資格かベンダー資格か
IT資格は、大きく「国家資格」と「ベンダー資格」の2種類に大別されます。それぞれの特徴を理解し、自分の目的に合ったものを選びましょう。

  • 国家資格: 経済産業省が管轄する公的な資格。ITの基礎理論から応用まで、体系的で普遍的な知識が問われます。業界や特定の製品に依存しないため、汎用性が高いのがメリットです。(例:基本情報技術者試験)
  • ベンダー資格: MicrosoftやAWS、CiscoといったIT企業(ベンダー)が、自社製品に関する専門知識を認定する民間資格です。クラウドやネットワークといった特定分野の専門的なスキルを直接的に証明できます。(例:AWS認定資格、CCNA)

ポイント2:自分の興味や目指す職種に合っているか
あなたが「どんなエンジニアになりたいか」から逆算して資格を選ぶことが、学習のモチベーションを維持する上で非常に重要です。 例えば、Webサイト制作に興味があるならWeb開発関連の資格、クラウドエンジニアを目指すならAWSやAzureの資格、というように、あなたのキャリアプランに沿った資格を選びましょう。

ポイント3:現在の自分のレベル(難易度)に合っているか
いきなり難易度の高い資格に挑戦すると、挫折の原因になりかねません。特にIT初心者の方は、まずは入門レベルの資格からスタートし、成功体験を積みながらステップアップしていくのがおすすめです。この後のIT資格難易度ランキングもぜひ参考にしてください。

IT資格おすすめのIT資格トップ10|難易度別に一覧で紹介

それでは、未経験からの就職・転職を目指す初心者の方に向けて、おすすめのIT資格を難易度ランキング形式で10個、厳選して紹介します。

【レベル1:入門】IT業界の第一歩!未経験・初心者におすすめのIT資格

  • 1. ITパスポート
    ITを利活用するすべての人を対象とした、ITの基礎知識を証明する国家資格。技術的な内容だけでなく、企業コンプライアンスや経営戦略など、ビジネスの土台となる知識も学べます。まさにIT初心者が最初に取るべきおすすめ資格です。
  • 2. 情報セキュリティマネジメント試験
    情報セキュリティの基礎知識を問われる国家資格です。個人情報保護やサイバー攻撃への対策など、IT社会で働く上での必須知識が身につきます。エンジニアに限らず、すべてのビジネスパーソンにおすすめできる資格です。
  • 3. マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
    WordやExcelといった、ビジネスシーンで必須のOffice製品スキルを証明する国際資格。直接的な開発スキルではありませんが、ドキュメント作成やデータ集計能力は、どんなITエンジニアにも求められるため、取得して損はありません。

【レベル2:基本】ITエンジニアの登竜門!基礎を固めるIT資格

  • 4. 基本情報技術者試験
    ITエンジニアとしてのキャリアを始めるなら、必ず通るべき道とも言える重要な国家資格です。「エンジニアの登竜門」と称され、プログラミングに必須のアルゴリズムや、ネットワーク、データベースといったIT技術の基礎を体系的に学ぶことができます。2023年から通年受験が可能なCBT方式に移行し、挑戦しやすくなりました。
  • 5. 応用情報技術者試験
    基本情報技術者試験の上位に位置する国家資格で、ワンランク上のエンジニアを目指すためのステップです。技術知識だけでなく、マネジメントや経営戦略の視点も問われるため、就職・転職市場での評価も非常に高い資格です。2026年度からCBT方式へ移行予定です。
  • 6. CCNA (Cisco Certified Network Associate)
    ネットワーク機器で世界トップシェアを誇るシスコシステムズ社が認定する、ネットワーク分野のベンダー資格。ネットワークの仕組みからセキュリティの基礎まで、インフラエンジニアやネットワークエンジニアを目指すなら、必須とも言える資格です。

【レベル3:応用】キャリアアップを目指す!専門性を高めるIT資格

  • 7. AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
    クラウド市場で圧倒的なシェアを持つAWS(Amazon Web Services)の技術力を証明するベンダー資格です。クラウドエンジニアの需要は年々高まっており、この資格を保有していることは、市場価値の高い人材であることの証明になります。
  • 8. ORACLE MASTER Silver SQL
    多くの企業で導入されている「Oracle Database」の専門知識を証明するベンダー資格。中でも「Silver SQL」は、データベース操作言語SQLに特化しており、Webエンジニアやデータサイエンティストなど、データを扱う職種で高く評価されます。

【レベル4:高度】スペシャリストを目指す!高難易度なIT資格

  • 9. プロジェクトマネージャ試験
    システムの開発プロジェクトを成功に導く責任者、プロジェクトマネージャー(PM)のための高難易度国家資格です。技術力に加え、リーダーシップや管理能力が問われ、将来的にマネジメント層へのキャリアアップを目指す方の目標となります。
  • 10. ITストラテジスト試験
    経営とITを結びつけ、事業の成功を導くITコンサルタントやCIO(最高情報責任者)を目指すための、国内最難関レベルの国家資格です。取得は容易ではありませんが、IT分野における最高峰の資格として、絶大な信頼性を誇ります。

【職種別】おすすめのIT資格一覧

目指すITエンジニアの職種によって、取得すべき資格の優先順位は異なります。ここでは代表的な職種ごとにおすすめのIT資格の一覧をまとめました。

  • インフラエンジニア(ネットワーク・サーバー)におすすめの資格
    基本情報技術者試験, CCNA, LinuC/LPIC(Linux技術者認定)
  • クラウドエンジニアにおすすめの資格
    基本情報技術者試験, AWS 認定ソリューションアーキテクト, Microsoft Azure認定資格
  • プログラマー・Webエンジニアにおすすめの資格
    基本情報技術者試験, ORACLE MASTER Silver SQL, Python 3 エンジニア認定基礎試験
  • セキュリティエンジニアにおすすめの資格
    情報セキュリティマネジメント試験, 応用情報技術者試験, 情報処理安全確保支援士試験
  • プロジェクトマネージャーにおすすめの資格
    応用情報技術者試験, プロジェクトマネージャ試験

IT資格の勉強法と合格までのロードマップ|取得する順番は?

取得したいIT資格が決まったら、合格に向けた具体的な勉強法と学習計画を立てましょう。

まずは学習計画を立てよう
試験日から逆算し、「いつまでに、何を、どこまで終わらせるか」というマイルストーンを設定することが重要です。「平日は1時間、休日は3時間」など、継続可能な学習計画を立て、日々の進捗を管理しましょう。

おすすめの勉強法(参考書、学習サイト、スクールなど)
IT資格の勉強法は一つではありません。自分に合った方法を選びましょう。

  • 参考書・問題集:
    自分のペースで体系的に学びたい初心者におすすめです。まずは評価の高い定番の参考書を1冊購入し、最低3周は読み込むことを目標にしましょう。
  • 学習サイト:
    動画教材やオンライン問題集が充実しており、通勤などのスキマ時間を有効活用できます。世界最大級の動画講座サイトであるUdemy、豊富な練習問題が強みのPing-t、3分動画でプログラミングの基礎が学べるドットインストールなどが人気です。
  • ITスクール:
    独学での挫折が不安な方や、最短で合格を目指したい方向け。コストはかかりますが、プロの講師による質の高い指導が受けられます。

【ポイント】インプットとアウトプットのバランスが重要
参考書を読む(インプット)だけでは、知識は定着しません。必ず過去問や練習問題を解く(アウトプット)時間を確保し、「インプット3割、アウトプット7割」を意識しましょう。問題を解くことで、自分の弱点や試験の傾向を把握できます。

未経験者におすすめの資格取得の順番
もしあなたがIT完全未経験なら、以下の順番で資格を取得していくのが王道のステップアップルートです。

ITパスポート → 基本情報技術者試験 → 応用情報技術者試験 or 各種専門資格(AWS, CCNAなど)

まずはITパスポートでITの全体像と基礎用語を学び、次に基本情報技術者試験でITエンジニアとしての土台を固めます。その後、自分の目指すキャリアに応じて、AWSやCCNAといった専門分野の資格に挑戦するのが最も効率的な順番です。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、未経験からITエンジニアへの就職・転職に役立つIT資格について、選び方のポイントから難易度別のおすすめ資格ランキング、具体的な勉強法まで詳しく解説しました。

IT資格は、あなたの知識とスキルを客観的に証明し、就職・転職活動を成功に導くための強力なパスポートです。しかし、最も重要なのは「資格を取ること」自体をゴールにしないことです。資格取得の過程で得た知識を土台として、実務で活躍し、理想のキャリアを築いていくことが真の目的です。

この記事が、あなたのITエンジニアへの第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

この記事を読んで、ITエンジニアへの一歩を踏み出したいと感じたあなたへ。

私たちは、未経験からのキャリアチェンジはもちろん、「ITスキルと語学を活かしてグローバルに活躍したい」という方の挑戦も全力で応援しています。IT業界の最新ニーズを熟知したプロが、あなたのキャリア相談に乗り、最適な未来を一緒に描きます。少しでもご興味をお持ちいただけたら、ぜひ一度お話してみませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

サービス

企業情報

採用情報

連絡

GDIコミュニケーションズ

Tel: 052 212 8207 | Fax: 052 212 8208
名古屋市中区栄2丁目2-17 名古屋情報センタービル6F
労働者派遣許可番号:派23-303517 / 有料職業紹介許可番号:23-ユ-301968

| © 2024 GDI Communications Inc. | All rights reserved |
GDIコミュニケーションズ

Tel: 052 212 8207 | Fax: 052 212 8208
名古屋市中区栄2丁目2-17 名古屋情報センタービル6F
労働者派遣許可番号:派23-303517 / 有料職業紹介許可番号:23-ユ-301968

| © 2024 GDI Communications Inc. | All rights reserved |