日本人から見る
「国際結婚」を通じた
多文化共生

日本人から見た
「国際結婚」を通じた
多文化共生

By GDI Communications

みなさん、周りに国際結婚しているカップルはいらっしゃいますか?またはあなた自身が国際結婚をしているかもしれませんね。今では、そのくらい国際結婚は珍しいことではなくなってきました。

世界のグローバル化が進むことで、日本で生活する外国人が増えました。そんな中、私が日本で知り合ったカナダ人と結婚をしているので、国際結婚の楽しさやチャレンジな面についてお話しさせていただきます。もちろん、文化や習慣の違いは相手の国により異なりがあったり、ご本人の性格なども関係するため、一概には言えないところでもありますが、これから国際結婚を考えている方の参考になれば幸いです。

①子どもはまさに2つの文化が融合してできた産物です!

国際結婚したての頃は、どちらの国で生活するかにもよりますが、好きな人の国の文化ですからルンルン♪な気分で楽しめることが多いです。
しかし、これが実際に子どもが生まれると、どっちの言語が優先になる?習慣の違いで理解不能!など、子どもを愛するが故に、互いに熱いバトルに発展することもあります。
子どもの教育については、我が家はまずは日本生活をベースに考えると、しっかりと日本語の教育を受けさせてあげたいと思っています。パパは時間の許す限り、英語で話しかけ、カナディアンらしいアクティビティをたくさん体験できるように工夫しています。大切なことは、親の絶え間ない「環境づくり」への配慮に尽きると思います。

②休みに関する認識の差

欧米人は、夏の休暇は最低でも2-3週間と考えるのに対し、日本の社会では有給休暇と夏休みをうまく組み合わせて、取っても1週間くらいの夏休みです。我が家では、毎年カナダの実家に家族で帰るため、私も思い切ってこの休みを楽しむようにしています。日本では体験できないようなアクティビティができるのも、国際結婚の醍醐味ですね!

③以心伝心、空気を読む、阿吽の呼吸…やっぱり難しい?

西洋人の表現は、日本人に比べるとストレートと言います。確かに、英語圏では、言葉にしても思考回路にしても、’’結果’’を元に、最初から表現することが多いかもしれません。日本人のように、前置きが長いイメージは少ないです。我が家では、カナディアンでありながらも日本生活が長いので、日本人の心をよく理解してくれており、ストレートな表現と空気を読むバランスがうまいので助かっております。しかし、けんかの時は互いに自分の国の言葉で思いっきり言い合いをします。
大切なことは、やはり日頃からコミュニケーションがいかに取れているかという点だと思います。ここまでくると、国際結婚というよりも人間同士の相互理解だと痛感しております。

まとめますと、「国際結婚」といっても、あなたが日本人であり、日本をベースに生活をする際は、どちらかというと相手の方をサポートすることが大切だと思います。日本人であるあなたにとっては当たり前であることでも、相手にはそうでないことは多々あります。その思いやりが根底にあれば、「国際結婚」はプラスに転じますし、「国際結婚」は世界を広くみるチャンスです!